2020
07.06

プジョーが新型208を発売開始。ガソリン車とピュアEVをラインナップ

Car, Import

グループPSAジャパンは日本でも人気の高いコンパクトカー、プジョー「208」を8年ぶりにフルモデルチェンジし、7月2日より販売を開始した。新しくなったデザインはもちろん、電気のみで走るピュアEVモデルが今回のフルモデルチェンジでラインナップされ、より注目を集める期待のモデルになりそうだ。

新型208と一目で分かるエクステリア

新型208の外装は独創的かつ個性に溢れたデザインが特徴だ。スポーティなワイド&ローのスタンスや各部のディテールに加え、要所要所にクロームのアクセントを入れることにより質感の高さを感じさせている。GT Lineにはグロスブラックのホイールアーチが備わり、タイヤをより大きくワイドにみせている。

新型208の新規アイコンとして、プジョーのシグネチャーでもあるライオンの三本爪をモチーフにしたフルLEDヘッドライトを採用(グレードにより異なる)。508でも話題となったフロントバンパーに伸びるデイタイムランニングライト「セイバー」も健在だ。

リアビューに関しては、昨今のプジョーの新型モデルに見られるブラックバンドが幅いっぱいに広がったデザインが採用され、テールライトもフロントと同じく三本爪。ディフューザーに施されたグロスブラック処理が引き締まった印象を与えている。

新世代3D i-Cockpitを採用

トヨタ・ヤリスやホンダ・フィット、VW・ポロといった車種がカテゴライズされるBセグメント。同セグメントに分類される新型208だが、洗練された質感や最新の機能などインテリアへのこだわりを感じさせる。今回、新たに「3D i-Cockpit」(Styleを除く)を採用。人の身体に合わせて設計されたコックピットは、情報が安全かつ見やすい位置に自然に配置され、Bセグメントのイメージを大きく覆す新たなベンチマークとなる仕上がりの高さとなっている。

3D i-Cockpitでは、3次元表示によりデータの重要度や緊急度に応じて情報がダイナミックかつ奥行きをもって変化し表示される。 スクリーン手前の一層目には主に安全に関する情報、二層目にはそれらに準ずる情報が表示される。この3Dの表示により、ドライバーは約0.5秒ほど反応時間を短縮する効果が期待できるという。

また、GT Lineにはホールド性の高いアルカンターラ&テップレザーを使用したダイナミックシートが採用され、Allureには長時間ドライブでも疲れにくいコンフォートシー トが設定されている。このほか、Apple CarPlay、Android Autoに対応するスマートフォン接続機能「Peugeotミラースクリーン」やUSBポート(Type-CおよびType-A)といったも標準装備される(StyleはType-Aのみ)。

EVモデル e-208

今回の発表でとくに驚かされたのがEVモデル「e-208」の登場だ。日産・リーフと同じく100%電気のみで走る電気自動車で、バッテリーは大容量の50kwhリチウムイオンバッテリーを搭載し、最高出力136ps(100kW)、最大トルク260Nmを発生させる。バッテリーは重量配分を考えて巧みに格納されているので、居住空間やラゲッジルームはガソリンモデルと大差ないようだ。気になる航続距離に関しては欧州WLTPモードで340km程度とリーフよりも少ないが、バッテリー保証が8年、16万キロとなっているため安心して乗ることができる。

e-208には「Sport」(100kw/260Nm )「 Nomal」( 80kw/220Nm •)「Eco」(60kw/180Nm)の3つのドライビングモードが用意され、シチュエーションに応じて切り替えが可能。さらに回生ブレーキの強度が異なる2つのブレーキモードを備え、ギアシフターの操作でどちらかを選択できる。

新型208/e-208のラインナップと価格は下記の通り(税込価格)

・NEW 208 Style ¥2,399,000〜

・NEW 208 Allure ¥2,599,000〜

・NEW 208 GT Line ¥2,930,000〜

・NEW e-208 Allure ¥3,899,000〜

・NEW e-208 GT Line ¥4,230,000〜

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