５シリーズをベースにした二つのMモデルがラインナップ

2020
10.16

５シリーズをベースにした二つのMモデルがラインナップ

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BMWのラインナップの中にはBMW M社が手がけるMモデルと呼ばれるスポーティなグレードがあるが、今回新たに5シリーズに二つのMモデルが加わる。1つはサーキットでの走行を可能としたMハイパフォーマンスモデル。もう１つはサーキットで培われた技術を余すことなく取り入れ、走行性能を高めたMパフォーマンスモデルだ。

5シリーズのMモデル「M5」

新型BMW M5は、BMW M社が開発したV型8気筒Mツインパワーターボエンジンを搭載。ドライブロジック付き8速Mステップトロニック・トランスミッションおよび後輪駆動を重視した4輪駆動システムM xDriveを組合せ、高性能エンジンの性能を最も効率的に引き出し路面に伝達することができるレーシングモデルだ。最高出力600PS（441kW）/6,000rpm、最大トルク750Nm/1,800 -5,600rpmを実現すると共に、0-100km/h加速は3.4秒を達成している。
また、新システムとしてセンターコンソールに「M MODE」ボタンが追加。これにより、メーターパネルとヘッドアップディスプレイの表示方法や、運転支援システムの介入レベルを「ROAD」「SPORT」いずれかのモードに変更することができる。

ハイパフォーマンスモデルに相応しい意匠

デザインに関してはベースの5シリーズと大きな変化はないが、L字型のLEDヘッドライトを採用することで、BMW伝統の4灯ヘッドライトを表現しながらモダンかつスポーティなイメージを強調。また、L字型リアコンビネーションランプもより立体的な造形とし、周囲をブラックアウトすることで精悍な印象を与えている。さらに、ダブルバーキドニーグリルやボディ側面のエアブリーザーに装備されたMギルを採用するなど、BMW Mハイパフォーマンスモデルらしいスタイルに仕上がっている。

M専用インテグレーテッドブレーキシステム

アクセル全開時の高負荷条件下でも優れたブレーキ安定性を実現するM専用インテグレーテッドブレーキシステムを標準装備。この機能により任意に車両の減速度を調整可能となり、あらゆる状況でドライバーが思い描くペダルフィーリングを実現する。ウエット路面や横方向への加速度が大きい、ブレーキ温度が高いといった状況下でもブレーキペダルの感覚を一定に保ち、常に正確な制動力の制御が可能となっている。