2020
05.28

【今、これが食べたい01】つけ麺

Food, Ramen / Tsukemen

昨年から会社の方針としてテレワークに移行していて、すでに環境整備がされていたことあってか、かなり早い段階で新型コロナウイルス感染予防における会社のガイドラインが打ち出された。そのガイドラインによって1月末から社内の会議や打合せなどは基本オンラインで行うこととなった。ガイドライン発令前は月に1回以上の会議などで、少ないながらも外食するチャンスがあった。しかし、発令後は外食する機会がほとんどなくなり、久々に本社に行った3月が最後の外食となった。その時食べたのが『つけ麺』だ。そして、今も一番食べたいのは『つけ麺』だ。

ラーメンはとんこつ一択

一時期、自分の中で「ラーメンはとんこつ」という時代があった。環状7号線にあった『なんでんかんでん』は友だちの家が近所だったので、遊びに行った深夜おそく行列に並んでよく食べていた。また原宿の名店『九州じゃんがら』は1993年のクリスマスに初めて食べたから定期的に通うようになった。それから一風堂や一蘭と大型チェーン店の進出もあって、「ラーメン=とんこつ」としていた時期もあった。その後も新橋の『呑龍』や赤坂の『秀』などに通い、とんこつに傾倒していたころ、あるラーメン屋が会社の近くにオープンした。

『つけ麺』にハマる名店に出逢う

manaにどうしてもと誘われ、あるラーメン屋へ初訪問。〝めん徳 二代目 つじ田〟その店だ。とんこつラーメン好きの自分は、その当時『つけ麺』をあまり食していなかった。だから最初は『つけ麺』にたいして乗り気でなかったが、そののち何度か誘われ食していくうちにその味にとりこになっていった。

豚骨や比内地鶏の鶏がらと魚介、根昆布、野菜など十数種類でブレンドされた重さを感じるスープは本当に濃厚でうまい。粘度が高いタイプのスープではないが、濃縮された深い味わいのつけ汁となっている。

中太麺のストレート麺はもっちりしていてのどごしも良く、そのまま食しても相当にうまい。そんな麺がスープにもよく絡むのでつけ汁にくぐらせるとMAXなうまさに感じる。大盛の設定もあって通い始めてしばらくは毎回大盛にしていた。また最近は特盛も追加されたようだ。しかし、特盛は敷居が高くてまた未経験だ。

具材もしっかりとした味つけでどれもうまい。メンマは麺と麺との間や味変させる前などに食すとの箸休め的にちょうど良い。しっかりと歯ごたえもり、存在感もちゃんとある味のメンマだ。チャーシューは麺と一緒に一口くらいは食べるが、スープ割までとっておいてスープと一緒に食す。これがまた非常にうまいのだ。海苔が非常に大事でどのタイミングで食すか非常に悩む。昔は常連認定されると海苔のサービスがあったがそれがなくなったのが悲しい。

最初は『濃厚味玉つけ麺』の大盛を食べていた。年齢のせいかだんだんと大盛がきつくなってきたので大盛はやめるようになった。また、味玉をどのタイミングで食したらいいか迷子になり、ならいっそのことタマゴなしでも……と、現在は『濃厚つけ麺』に落ち着いている。

つけ麺の推奨されている食べ方も独特である。

つじ田の流儀

つけ麺を最後まで美味しく召し上がっていただけるように生まれた「つけ麺流儀」はつじ田の代名詞です

一、まずは、すだちも黒七味もかけずそのまま食すべし。

一、三分の一を食べ終えたところで麺にすだちを絞り、よく混ぜてから食すべし。

一、そして残りの三分の一は、麺に黒七味をふり掛けて食すべし。

一、最後にスープ割りがございますのでスープの器を上げて頂き、スタッフにお申し付けください。

つじ田より抜粋)

すだちにしろ黒七味にしろ、この麺にかける食べ方が本当にいい。この食べ方については賛否両論な意見を聞くが、自分は毎回毎食この食べ方で食している。それはこの食べ方が抜群にうまいからだ。

名店の味で変わったつけ麺への価値観

この名店に出逢ってから『つけ麺』ファンとなった。一番ハマっていた頃は、ラーメン屋へ行って『つけ麺』があったら、ラーメンでなく必ず『つけ麺』を食するほどだった。東京だけでく、大阪へ出張の際も数々のつけ麺を精力的に食していた時期があった。いろんなラーメン屋で、たくさんのおいしい『つけ麺』に出逢えた。

緊急事態宣言が解除されても弊社はそのままテレワークが継続し、社内的な会議や打合せもオンラインなどで行うため、なかなか『つけ麺』を食すチャンスがない。そんな今だからこそ、濃厚な『つけ麺』を食べたい。

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